落とし穴その1・合格率

NAFL日本語教師養成プログラム・「検定試験を受験した2人に1人が合格!」は本当か?

『NAFL日本語教師養成プログラム』の公式サイトでは、「なんと、検定試験を受験した2人に1人が合格!」と謳われています。

と聞くと、日本語能力検定試験の受験者の半数が、このアルクの日本語教師通信講座の修了生、と錯覚しそうですが、そうではありません。

NAFL日本語教師養成プログラムを修了した人にアンケート調査をして、回答した人の中で、さらに日本語教育能力検定試験を受験した人、の合格率が約50%なのです。

全国通信制大学の卒業率の平均は約12%との調査がありますが、ことさように、誰にも管理されずに勉強を継続するのは難しいもの。

ましてや、こののように ↓ もの凄いボリュームですから、

甘い気持ちで受講した人は相当数脱落していると思われます。実際、ヤフーオークションで検索してみれば、新品同様のセットがたくさん出品されているのがわかるでしょう。『NAFL全受講者数での合格率』なら、恐らくヒトケタ%になるのでは。

よって、『検定合格のためには、420時間養成講座よりNAFL日本語教師通信講座のほうが有利』とは言えないと思われます

通信講座には、好きな時間に学習できるという利点がありますが、その分強固なモチベーションが不可欠。『NAFL日本語教師養成プログラム』が素晴らしい講座であることに疑問の余地はありませんが、確たる意志がないのなら、ナフルの通信講座は受講するべきではありません。10ウン万円をドブにすてるようなものです。もしあなたが自分のことを、『意志はあまり強いほうじゃない』と思っているなら、はっきり言ってやめておいたほうがいいでしょう(笑)。

もしあなたに『絶対に日本語教育能力検定試験に合格する』という強い決意があるなら、十分に受講する価値のある講座ですが・・・胸に手を当ててよく考えてみてください。

「NAFL日本語教師養成プログラム」公式サイトへ


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