日本語教育能力検定試験の難易度
日本語教育能力検定試験、通信講座で日本語教師を目指すなら、必ずとっておきたい資格試験です。
では、この日本語教育能力検定試験の難易度はどの程度なのかと言いますと・・・
決して易しい試験ではありません。
内容は・・・
●基礎的知識・能力、分析的知識・能力を測定する『試験Ⅰ』
●音声媒体により、言語学習の音声的特徴に関する知識、瞬間的知識・判断能力を測定する『試験Ⅱ』、
●日本語教員の現場対応能力、問題解決能力、総合的判断能力、思考能力を測定する『試験Ⅲ』
の3部構成ですが、試験1ではかなり専門的な知識が問われますし、試験2の聴解試験も相当の慣れが必要です。そして試験3は現場で教えた経験がないとなかなか答えずらい問題が頻出しますので、日本語教育能力検定試験はほぼ例年合格率が20%を切るほどです。
特に中高年の方の場合、なかなか若いころのようにすんなり知識が頭に定着してくれないので、相当の努力が必要になるはずです。
とはいえ、受験勉強などとは違って、自分が普段何気なく使っている日本語を、『外国語』という違った視点で見るわけですから、暗記暗記の面白みのない勉強には決してなりません。日本語教師を目指そうという方なら、きっと知的好奇心をくすぐられる『楽しい勉強』になるはずです。