日本語教師とインターネット

日本語教師とインターネットについて、少し書いてみたいと思います。

そもそも日本語は、世界で見ればマイナー言語。英語だとその需要は圧倒的ですが、日本語は比較の対象にもならないほど小さい市場規模といえます。恐らく、英語の10分の1にも満たないでしょう。

したがって、日本語学習を必要としている人は「各地に点在」している状況で、そうした中で日本語学校や教室を運営する、もしくはフリーランス日本語教師として活躍していくことは、相当に難しいことです。

そこで、この距離の壁を取り払うために活用すべきものがインターネット。スカイプを使った英会話スクールが大盛況ですが、あれを日本語で、かつ自分でやるのです。

ただし、WEBで日本語教室を開講しても、お客さんを集めるのは簡単ではありません。Skypeを使った日本語講座や教室は、すでにたくさん存在しているからです。

そのような状況の中で生き残り、職業として十分な収入を得るには、他にはない独自の特色が必要。

例えば私の学校の場合は、「ベトナム人を雇用している企業」をクライアントにして、そこで働くベトナム人研修生や社員にWEBを通じて日本語を教えています。

ベトナム人研修生を雇用したもののコミュニケーションに四苦八苦、各部署で大苦戦…。ターゲットはそのような会社、企業です。

日本人(私)がベトナム語も使って効率よく教えるだけでなく、業務連絡や日本での生活指導などの日越通訳も兼ねます。こういう他校では真似のできない特色が、仕事を受注する決め手となり、またライバルの参入障壁になっています。

在宅(私の場合は在ベトナム)で日本全国を商圏にできるのですから、日本語教師として生き残っていくためには、今後ウェブの知識は絶対的に必要となるでしょう。

これは私の場合の一例ですが、日本語教師を職業にして生きていきたいなら、「日本語教師としての実力」に加えて、「もう一つの特殊技能」と「WEBマーケティングのスキル」が必須です。

ぜひ、あなた独自のセールスポイントを確立させてください。


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